トップ>業務ソフト>合同会社。設立が約14万円安い理由と

合同会社のほんとうのところ 安さの理由は、 定款認証が不要だからです 登録免許税も6万円〜。株式会社との差は約14万円 設立の法定費用 6万円〜 登録免許税のみ。株式会社は定款認証+15万円〜

合同会社。設立が約14万円安い理由と、選び方の分岐

結論

合同会社(LLC)は2006年の会社法でできた会社形態で、実務上の特徴は3つに集約されます。①設立が安くて早い(法定費用は登録免許税6万円〜。公証人による定款認証が不要)、②肩書が「代表取締役」でなく「代表社員」、③決算公告が不要。株式会社の設立が定款認証約5万円+登録免許税15万円〜で約20万円かかるのに対し、差額は約14万円です。

Amazon・Apple・グーグルの日本法人が合同会社であることからも分かるとおり、「格下の会社」ではありません。ただし向き不向きははっきりあるので、選び方の分岐まで整理します。

株式会社との比較表

合同会社と株式会社(2026年7月時点)
合同会社株式会社
設立の法定費用登録免許税6万円〜(認証不要)定款認証約5万円+登録免許税15万円〜
電子定款ならどちらも印紙代4万円が不要に(定款の記事参照)
肩書代表社員代表取締役
決算公告不要毎年必要(官報掲載なら年数万円)
役員任期なし(重任登記が不要)最長10年(任期ごとに登記費用)
資金調達株式発行ができない増資・株式で調達可能
利益配分出資比率と無関係に定款で自由に決められる持株比率が原則

実際のところ:信用・税・運営

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選び方の分岐

  1. 合同会社が向く:1人〜家族・スモールスタート…資産管理会社・フリーランスの法人成り・副業の法人化など、外部株主も上場も考えない事業は、安く速く作れて維持も軽い合同会社が合理的です
  2. 株式会社が向く:採用・調達・対外的な見た目重視…VC調達や従業員への株式インセンティブ、営業上の「株式会社」の看板が必要なら最初から株式会社です
  3. 迷ったら「変更できる」ことを知っておく…合同会社→株式会社への組織変更は可能です(官報公告や登記で数万円+1ヶ月超の期間)。ただし社名変更と同じで取引先への案内コストがかかるため、調達予定が見えているなら最初から株式会社が早道です
  4. 設立手続きの現実解…freee会社設立・マネーフォワード会社設立のような無料の設立支援サービスで書類一式が作れ、電子定款にも対応しています。登記事項証明書法人印の準備も同じ流れで済ませられます

設立後に待っている実務

よくある質問

Q合同会社の「社員」とは従業員のことですか

違います。合同会社の社員は出資者(オーナー)を指す法律用語です。従業員を雇うことはもちろんでき、その場合の従業員は労働法上の労働者です。

Q1円でも設立できますか

資本金1円から設立可能です(株式会社も同様)。ただし資本金は初期の運転資金であり信用情報でもあるので、実務では当面の経費数ヶ月分を入れるのが現実的です。

Q合同会社は上場できますか

できません。上場を目指す段階で株式会社への組織変更が必要になります。

Q設立費用を経費にできますか

創立費・開業費として繰延資産に計上し、任意のタイミングで償却(経費化)できます。設立前の支出も領収書を残しておけば開業費に入れられるものがあります。

まとめ

この記事の要点

① 差は3つ:設立が約14万円安い(認証不要)・肩書は代表社員・決算公告不要。税金は同じ。
② 向くのは1人〜家族のスモールスタート。採用・調達・看板重視なら株式会社。
③ 複数人で作るなら利益配分と退社時の定めを定款で。後から株式会社への変更も可能。
④ 設立後は届出ラッシュと均等割年7万円〜の維持費。無料の設立支援サービスで書類は作れる。

この記事は2026年7月27日時点の法令・公開情報および当サイトで実測した料金に基づいています。制度・料金は変わることがあります。許認可・登記・税務の個別判断は、所管庁・専門家にご確認ください。本記事は論点の整理であり、法的助言ではありません。

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