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会社の印鑑のほんとうのところ 3本セットのうち、 法律上の必須は1本です 印鑑を毎日使う不動産会社の正直な整理 法務局に届け出る印鑑 代表印のみ 銀行印・角印は慣習。義務ではありません

会社の印鑑。法律上の必須は代表印1本だけです

結論

会社設立の準備で「実印・銀行印・角印の3本セット」を勧められますが、先に正直な事実を言うと、法律上つくる義務があるのは、設立登記のとき法務局に届け出る代表印(会社実印)1本だけです。銀行印は「実印を口座手続に使い回さない」ための慣習、角印は請求書・見積書に押す「会社の認印」で、どちらも義務ではありません。

では3本セットは無駄かというと、そうでもない——というのが、契約書に毎日印鑑を押している不動産会社としての実感です。3本の役割分担はリスク管理として合理的で、しかも通販なら3本セットで1万円前後と、街のはんこ屋の1本分より安い。それぞれの実際の出番と、これから減っていく出番の話まで含めて整理します。

4種類の役割と「実際の出番」

会社の印鑑の種類(印鑑を毎日使う実務側の整理)
印鑑正体実際の出番義務?
代表印(会社実印・丸印)法務局に届け出た印不動産契約・金銭消費貸借・役所提出書類など「印鑑証明書とセット」の場面実質必須(届出印として)
銀行印銀行に届け出た印口座開設・窓口での手続き。ネットバンキング中心なら出番は年数回慣習(代表印と兼用も可能)
角印(社印)会社の認印請求書・見積書・領収書。法的効力は代表印と変わらないが、慣習として日常書類用慣習
ゴム印(住所判)社名・住所・電話のスタンプ書類の記名欄・封筒。手書きの代わりの時短道具任意(あると地味に便利)

実額:通販とはんこ屋でここまで違う

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法人印は通販で作るのが今の相場です。3本セットでも街のはんこ屋の1本分以下で、即日出荷に対応する店もあります。

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届出と印鑑証明書:登記とセットの実務

  1. 印鑑届は設立登記と同時に出す…法務局への印鑑届書で代表印を登録すると、印鑑カードが発行されます。オンライン申請で設立する場合、印鑑届出自体は任意化されていますが、実務では不動産契約や融資で印鑑証明書を求められるため、届け出ておくのが現実解です
  2. 印鑑証明書は390円〜…印鑑カードがあれば法務局窓口(450円)のほか、オンライン請求(窓口受取390円・郵送410円)で取れます。登記簿謄本のオンライン取得と同じ「登記ねっと」の仕組みです
  3. 「実印+印鑑証明書」が本人確認の最終形…私たちの業界では、売買契約や抵当権の設定で必ずこのセットが出てきます。逆に言うと、このセットを要求されない日常業務に実印を使うのはリスクでしかない——銀行印・角印を分ける意味はここにあります
  4. 押し間違いの実務…契約書の訂正印・捨印は代表印の管理と直結します。押印権限を誰に渡すか(社長だけか、経理も角印を使えるか)を最初に決めておくと、後の事故が減ります

正直な話:角印の出番は減っていく

よくある質問

Q会社設立に印鑑は何本必要ですか

最低1本、法務局に届け出る代表印だけで設立できます。銀行印・角印は後から必要になったときに追加で作れます。ただし3本セットの価格差が小さいため、最初にまとめて作るのが結果的に安上がりです。

Q代表印と銀行印を1本で兼用してもいいですか

可能ですが勧めません。実印を銀行手続にも日常にも使うと、紛失・悪用時の影響範囲が最大になります。数千円の追加で分離できるリスクなので、分けるのが実務の通例です。

Q個人の実印を会社の実印として使えますか

使えません。法人の印鑑届出は会社としての印であることが前提で、個人実印とは別に作る必要があります。逆に代表者個人の実印+個人の印鑑証明書は、設立登記の添付書類として別途必要です。

Q角印がないと請求書は無効ですか

無効ではありません。請求書の印鑑はそもそも法的な要件ではなく、商慣習です。押してあると受け取る側の経理が安心する、という実務上の意味が本体で、電子印鑑の画像でも同じ役割を果たせます。

まとめ

この記事の要点

① 法律上の必須は代表印1本。銀行印・角印は慣習だが、リスク分離として合理的。
② 実額:通販3本セット5,000円〜1.5万円。代表印だけ良い素材、他は実用品の配分で。
③ 印鑑証明書はオンライン390円〜。「実印+印鑑証明書」を要求されない場面に実印を使わない。
④ 角印の仕事は電子印鑑へ、契約は電子契約へ。代表印は厳重管理・日常は電子化が最適解。

この記事は2026年7月27日時点の法令・公開情報および当サイトで実測した料金に基づいています。制度・料金は変わることがあります。許認可・登記・税務の個別判断は、所管庁・専門家にご確認ください。本記事は論点の整理であり、法的助言ではありません。

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