トップ>業務ソフト>売掛金。未収入金との違いと、時効5年

売掛金のほんとうのところ 売掛金は、 放っておくと消えます 時効は原則5年。回収管理までが売上です 消滅時効 原則5年 権利を行使できると知った時から(民法166条)

売掛金。未収入金との違いと、時効5年までの管理の型

結論

売掛金とは、商品・サービスを先に納めて代金を後から受け取る権利のことです。仕訳の基本は出どころの区別で、本業の取引から生じた債権=売掛金、本業以外(社用車や備品を売った代金など)=未収入金。ここを分けておくと決算書の見え方が正しくなります。

実務で本当に大事なのは管理のほうです。売掛金の消滅時効は原則5年(民法改正後)。請求書を送って満足していると、入金遅れ→督促漏れ→時効、という最悪コースがあり得ます。「回収までが売上」を型にする方法まで、請求する側の目線で整理します。

似た科目との整理

売掛金と周辺科目の区別
科目中身
売掛金本業の後払い債権商品販売代金・サービス料の未回収分
未収入金本業以外の後払い債権備品・車両の売却代金の未回収分
前受金先にお金をもらった状態(負債)着手金・予約金
仮払金内容未確定の支出出張前の概算払い→精算で振替
買掛金売掛金の裏側(自社が払う側)仕入代金の未払い分

管理の型:発生から入金まで

PR

電帳法対応もインボイスの記載要件も、クラウド会計に乗せるのが数名規模の現実解です。どちらも無料で試せます。

まずは無料でお試し【freee会計】

マネーフォワード【マネーフォワード クラウド】

入金が遅れたときの実務

  1. 期日+3営業日でまず連絡…遅延の大半は「経理の処理漏れ」です。感情を挟まず「ご入金が確認できていません」の事務連絡を早く出すほど、回収率は上がります
  2. 2回目からは書面+新しい期日…メールで支払期日を再設定し、記録を残します。この時点で新規の掛け取引は停止するのが与信管理の定石です
  3. 内容証明→少額訴訟・支払督促…60万円以下なら少額訴訟、書類審査中心の支払督促など、弁護士なしでも使える手続きがあります。顧問弁護士がいれば書面の名義だけで効果が変わります
  4. 回収不能なら貸倒処理…法的整理や取引停止後1年経過など、税務上の貸倒要件を満たせば損金にできます。要件判定は税理士と、が安全です

そもそも焦げ付かせない入口

よくある質問

Q売掛金と売上はどう違いますか

売上は取引の発生(収益)、売掛金はその対価をまだ受け取っていない状態(資産)です。掛け販売の仕訳は「売掛金/売上」で両方が同時に立ち、入金時に「預金/売掛金」で消えます。

Q個人事業主でも売掛金の考え方は同じですか

同じです。青色申告の貸借対照表にも売掛金の欄があり、年末時点の未回収分を計上します。時効や回収の実務も法人と変わりません。

Q売掛金が回収できないまま決算を迎えたら

残高はそのまま資産計上しつつ、回収可能性に応じて貸倒引当金の設定を検討します。税務上の貸倒損失にできるのは要件を満たしたときだけなので、安易に落とさないでください。

Q時効5年を過ぎたら絶対に回収できませんか

時効は相手が援用(主張)して初めて確定します。過ぎていても任意の支払いは有効ですが、法的手段は使えなくなるため、実務上は5年を「回収活動のデッドライン」と考えてください。

まとめ

この記事の要点

① 本業の後払い債権=売掛金、本業以外=未収入金。前受金・仮払金との区別が仕訳の基本。
② 管理は売掛台帳(年齢表)の月次チェック。残高目安は月商×サイト÷30。
③ 遅延対応は即連絡→書面→内容証明→少額訴訟の階段。時効は原則5年、承認でリセット。
④ 入口の与信(少額+短サイトから)と締め日即請求が、回収問題の大半を予防する。

この記事は2026年7月27日時点の法令・公開情報および当サイトで実測した料金に基づいています。制度・料金は変わることがあります。許認可・登記・税務の個別判断は、所管庁・専門家にご確認ください。本記事は論点の整理であり、法的助言ではありません。

TOP