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更新と引っ越しの損益分岐 家賃が14%下がらないなら、 更新が得です 家賃10万円・2年更新のモデルケースで計算しました 引っ越しとの差額 約33万円 2年で回収できるかが分岐点

更新か、引っ越しか。感覚ではなく計算で決める

結論

「更新料を払うのがもったいないから引っ越す」は、たいてい計算が逆です。引っ越しには更新の約2.7倍のお金がかかります

家賃10万円のモデルケースで、更新の2年コストは約19万円、引っ越しの初期コストは約52万円。差額33万円を次の2年で回収するには、家賃を月13,750円(14%)下げる必要があります。この記事はその計算の中身と、例外的に引っ越しが得になる条件を扱います。

両方のコストを全部並べる

家賃10万円・2年更新のモデルケース(当サイトの各記事の実測水準で計算)
更新する場合(2年分)金額引っ越す場合(初期)金額
更新料(1ヶ月)100,000円敷金・礼金・仲介・前家賃(約4ヶ月)400,000円
更新事務手数料(0.5ヶ月)50,000円引っ越し業者80,000円
火災保険更新(2年)20,000円旧居の退去費用(クリーニング等40,000円
保証会社更新(年1万×2)20,000円新居の保証会社初回(賃料の50%〜左の4ヶ月に含む
合計190,000円合計520,000円

分岐点の計算式

差額33万円 ÷ 24ヶ月 = 月13,750円

次の契約期間(2年)で回収する前提なら、新居の家賃が今より月13,750円(14%)以上安くならない限り、引っ越しは金銭的に損です。家賃8万円なら月11,000円(同14%)、15万円なら月20,600円が目安になります。割合はおおむね14%前後で共通です。

自分の数字で計算するときは、更新側は更新時に払うものの全体像、引っ越し側は退去費用(実例)と新居の初期費用を入れてください。

それでも引っ越しが得になる4つの例外

更新すると決めたら

更新通知の期限までに書類と支払いを済ませ、火災保険の空白期間を作らないこと。逆に引っ越すと決めたら、解約予告(通常1ヶ月前)が更新期限より先に来ることが多いので、スケジュールはそこから逆算してください。更新料を払った直後の解約は最ももったいないパターンです。

よくある質問

Q更新のタイミングで家賃交渉はできますか

周辺相場が明確に下がっている場合、更新時は数少ない交渉機会です。根拠(同じ建物・近隣の募集賃料)を添えて管理会社経由で相談してください。感覚値ですが、根拠のある相談は貸主に取り次がれます。

Q引っ越し費用をもっと圧縮できませんか

繁忙期(1〜3月)を外す、仲介手数料や敷礼の条件が軽い物件を選ぶ、退去費用を適正化する(当サイトの退去記事群を参照)ことで、モデルケースの52万円は40万円前後まで下げられます。それでも更新19万円との差は残ります。

Q2年ごとに毎回この計算をするのですか

はい。ただし2回目以降は「住み続けた年数分だけ退去費用の経年減価が進む」「荷物が増えて引っ越し代が上がる」など、パラメータが少しずつ更新側に有利になっていくのが一般的です。

まとめ

この記事の要点

① 更新19万円 vs 引っ越し52万円(家賃10万円モデル)。差額33万円。
② 2年回収なら「家賃14%減」が分岐点。下回るなら更新が得。
③ 例外はダウンサイジング・生活コスト変化・初期費用の軽い物件・金額換算できる不満。
④ 引っ越すなら解約予告の期限から逆算。更新料を払った直後の解約が最ももったいない。

この記事は2026年7月27日時点の法令・公開情報および当サイトで実測した料金に基づいています。制度・料金は変わることがあります。許認可・登記・税務の個別判断は、所管庁・専門家にご確認ください。本記事は論点の整理であり、法的助言ではありません。

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