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退去時のハウスクリーニング費用は、平米単価で検算する
ハウスクリーニング費用の妥当性は、総額ではなく1平米あたりの単価で判断できます。賃貸管理の実務で扱う水準は平米1,100〜1,500円(税抜)です。
当サイトが全項目を公開した実際の見積書では、84.75平米の3LDKで単価1,296円/平米・109,836円でした。ちょうど相場の中間です。
間取り別の目安(単価×面積で計算)
| 間取りの目安 | 専有面積 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| 1K・1R | 25平米 | 27,500〜37,500円 |
| 1LDK | 40平米 | 44,000〜60,000円 |
| 2LDK | 55平米 | 60,500〜82,500円 |
| 3LDK | 70平米 | 77,000〜105,000円 |
| 実例(3LDK・84.75平米) | 84.75平米 | 109,836円(1,296円/平米) |
請求書に「ルームクリーニング一式」としか書かれていない場合は、総額÷専有面積で単価に直してください。1,500円/平米を大きく超えるなら、内訳や根拠を聞く価値があります。エアコン内部洗浄(1台1〜2万円程度)などが「一式」に混ざっていることもあります。
そもそも誰の負担か
国土交通省のガイドラインでは、賃借人が通常の清掃(ゴミの撤去・掃き掃除・拭き掃除・水回り等)をしている場合、専門業者による全体のハウスクリーニングは次の入居者確保のためのものであり、貸主負担とすることが妥当とされています。
ただし実務では、クリーニング費用を借主負担とする特約が契約書に入っているのが一般的で、金額が相場の範囲内であれば特約に沿って精算されるのが通常です。実例の交渉でも、クリーニングは争わず、他の項目に集中したことで短期決着しています。
確認の手順
- 契約書の特約を読む…「退去時のクリーニング費用は借主負担」の記載と金額・単価の定めの有無
- 単価に直す…総額÷面積。1,100〜1,500円/平米が目安
- 面積を確認する…請求の面積が契約書の専有面積と一致しているか
- 通常清掃をして退去する…ゴミ残し・著しい汚れは特約と無関係に追加負担の原因になります
よくある質問
Q特約があれば金額はいくらでも有効ですか
特約があっても、通常予定される範囲を大きく超える金額まで当然に認められるわけではありません。単価と面積で通常の水準かを確認し、大きく外れていれば根拠を求めてください。
Qエアコンのクリーニングも払うのですか
ガイドラインでは、エアコンの内部洗浄は喫煙等による臭い付着がない限り貸主負担が妥当とされています。特約で定めがある場合はその内容によります。ルームクリーニングとは別項目なので、混ざっていないか内訳を確認してください。
Q自分で徹底的に掃除すれば請求されませんか
特約がある場合、自力清掃の程度にかかわらず専門業者のクリーニング費用は発生するのが通常です。特約がない場合は、通常清掃をしていれば貸主負担が原則です。
まとめ
① 相場は平米1,100〜1,500円(税抜)。実例は1,296円だった。
② 「一式」表記は総額÷面積で単価に直す。
③ 原則は貸主負担だが、借主負担特約が実務では一般的。
④ 特約・単価・面積の3点を確認すれば検算できる。
この記事は2026年7月27日時点の法令・公開情報および当サイトで実測した料金に基づいています。制度・料金は変わることがあります。許認可・登記・税務の個別判断は、所管庁・専門家にご確認ください。本記事は論点の整理であり、法的助言ではありません。