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貸借対照表 左右が必ず 一致する。 資産=負債+純資産という関係が成り立ちます 最初に見る指標 自己資本比率 純資産÷総資産・30%以上が一つの目安

貸借対照表の見方。左右が一致する理由と、最初に見る3つの数字

結論

貸借対照表(B/S)は、ある時点で会社が何を持ち(資産)、どこから調達したか(負債と純資産)を示す表です。左側の資産合計と、右側の負債+純資産の合計は必ず一致します。調達した資金がそのまま何かの形に変わっているだけだからです。

金融機関や取引先が見るのは3つ。①自己資本比率(純資産÷総資産)=返済不要の資金の割合。②流動比率(流動資産÷流動負債)=短期の支払能力。③実質的な純資産回収できない資産を除いても純資産が残るか。この3つを押さえれば、自社の決算書がどう見られているかが分かります。

3つの区分

貸借対照表の構成
区分内容
流動資産1年以内に現金化される資産現金預金、売掛金、棚卸資産
固定資産1年を超えて保有する資産建物、車両、敷金、ソフトウェア
流動負債1年以内に支払う負債買掛金、未払金、短期借入金
固定負債1年を超えて支払う負債長期借入金、退職給付引当金
純資産返済不要の自己資金資本金、資本剰余金、利益剰余金

見られている3つの数字

実質評価という考え方

改善のためにできること

  1. 役員貸付金を解消する…返済、役員報酬からの天引き、退職金との相殺など。最も評価に効く改善です
  2. 不良資産を整理する…回収不能な売掛金は貸倒処理し、動かない在庫は評価損または廃棄処理します。一時的に利益は減りますが実態に近づきます
  3. 利益を出して内部留保を厚くする…最も本質的な改善です。利益剰余金が積み上がれば自己資本比率が上がります
  4. 短期借入を長期に借り換える…流動負債が固定負債に移り、流動比率が改善します。金融機関との交渉事項です

貸借対照表は損益計算書に比べて注目されにくいですが、融資審査では損益より重視されます。1年の利益は変動しますが、貸借対照表は過去の積み重ねだからです。役員貸付金をなくし、説明できない資産を残さない。この2点だけでも実質評価は大きく変わります。

よくある質問

Q貸借対照表の左右が一致するのはなぜですか

調達した資金(負債と純資産)が、そのまま何らかの資産の形になっているためです。資産=負債+純資産という関係が常に成り立ちます。

Q自己資本比率はどのくらいあればよいですか

中小企業では30%以上あれば良好とされることが多く、10%を下回ると財務基盤が弱いと見られます。業種によって水準は異なります。

Q役員貸付金があると何が問題ですか

金融機関は回収可能性が低いと判断して資産から除外することがあり、実質的な純資産が減ります。これだけで債務超過と判定される場合もあります。

Q債務超過とは何ですか

純資産がマイナスの状態で、資産をすべて売却しても負債を返済できないことを意味します。融資審査で最も重視される項目の一つです。

まとめ

この記事の要点

① 貸借対照表は資産=負債+純資産。左右は必ず一致する。
② 見られるのは①自己資本比率 ②流動比率 ③実質的な純資産
③ 金融機関は役員貸付金・不良在庫・仮払金を資産から除いて実質評価する。
1年内返済予定の長期借入金は流動負債に振り替える。忘れると流動比率が実態より良く見える。
⑤ 改善の要は役員貸付金の解消説明できない資産を残さないこと

この記事は2026年7月31日時点の法令・公開情報および当サイトで実測した料金に基づいています。制度・料金は変わることがあります。許認可・登記・税務の個別判断は、所管庁・専門家にご確認ください。本記事は論点の整理であり、法的助言ではありません。

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