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会社の証明書は4種類あります 指定がなければ、 履歴事項全部証明書。 書面600円・オンライン520円/490円(2025年4月改定後) オンライン請求(窓口交付) 490円 331円の閲覧は証明書ではありません

履歴事項全部証明書。4種類あるうち、これを出せば大体通ります

結論

「登記事項証明書を出してください」と言われたとき、法務局で選べる会社の証明書は4種類あります。結論として、提出先の指定がなければ履歴事項全部証明書を出せば大体通ります。情報量がいちばん多く、他の証明書で足りる場面を全部カバーできるからです。

手数料は2025年4月1日に改定されています。現行は書面請求600円、オンライン請求+郵送520円、オンライン請求+窓口交付490円。あわせて紹介される331円の登記情報提供サービスは便利ですが、これは証明書ではないので提出には使えません。私たちは不動産の仲介・管理を本業としていて、契約のたびに相手方の証明書を確認する側にいます。その立場から、どれを出せば止まらないかを整理します。

4種類の違い

会社・法人の登記事項証明書の種類(2026年7月30日時点・法務局の公表情報)
種類載っている範囲使う場面
履歴事項全部証明書現在の登記事項+約3年前の抹消分から現在までの変更履歴指定がないときの標準。融資・許認可・契約
現在事項全部証明書現在効力のある登記事項のみ変更履歴を見せたくない場面。役員の過去の異動を出したくないとき
閉鎖事項証明書閉鎖された登記記録(3年より前の抹消分、清算結了した会社など)過去の商号や旧本店を証明する必要があるとき
代表者事項証明書代表者の資格に関する部分のみ代表権だけを証明したいとき。枚数が少なく済む

「登記簿謄本」は紙の登記簿だった時代の通称で、いま取れるのはデータ化された登記記録の証明書です。取引先から「謄本を1通ください」と言われたら、履歴事項全部証明書を出せばまず問題になりません。

何が載っているか

履歴事項全部証明書に記載されるのは、おおむね次の項目です。会社の機関設計によって出てこない欄もあります。

逆に言えば、履歴事項全部証明書を出すと過去の役員異動や旧本店まで相手に見えます。それを避けたい事情があるときだけ現在事項全部証明書を選ぶ、という順序で考えると迷いません。

手数料は2025年4月に改定されている

登記手数料は2025年(令和7年)4月1日から改定されています。法務局が公表している現行の金額は次のとおりです。

登記事項証明書・登記情報の手数料(2026年7月30日時点・法務局「主な手数料一覧【令和7年4月1日〜】」)
取り方手数料証明力
書面請求(窓口・郵送)1通 600円あり
オンライン請求・送付1通 520円あり
オンライン請求・窓口交付1通 490円あり
登記情報提供サービス(閲覧)1件 331円なし(証明文・公印なし)

提出を求める側は何を見ているか

私たちは事務所や店舗の賃貸借契約で、法人のお客様から登記事項証明書を受け取る立場にあります。何を確認しているかというと、実はごく限られた点です。

原本を提出したあとに返してもらいたい場合は、「原本還付」の扱いがある提出先かを先に確認します。コピーに「原本と相違ありません」と記して代表者印を押し、原本と一緒に出す方式です。手数料をもう1通分払うより早いことがあります。

よくある質問

Q履歴事項全部証明書と登記簿謄本は違うものですか

同じものを指す言い方の違いです。「登記簿謄本」は紙の登記簿の時代の通称で、現在の正式名称は登記事項証明書。その中で履歴も含む種類が履歴事項全部証明書です。

Q他社の証明書を勝手に取ってもいいのですか

取れます。登記は公開制度なので、手数料を払えば誰でも他社の登記事項証明書を請求できます。委任状も不要です。取引先の実在確認や与信判断で使われる正当な用途です。

Q履歴事項全部証明書に有効期限はありますか

法律上の期限はありません。ただし提出先が「発行後3か月以内」を条件にしているのが通例です。金融機関や役所ほどこの基準が厳しく、期限切れは差し戻しの理由になります。

Q何枚くらいになりますか

設立から数年で役員も少ない会社なら1〜2枚です。役員数が多い会社や商号・本店の変更を繰り返した会社は厚くなります。50枚を超えると書面請求では手数料が加算されます。

まとめ

この記事の要点

① 会社の証明書は4種類。指定がなければ履歴事項全部証明書で足りる。
② ただし履歴事項は過去の役員異動や旧本店まで見える。隠したい事情があるときだけ現在事項を選ぶ。
③ 手数料は2025年4月1日改定で書面600円・オンライン送付520円・オンライン窓口交付490円。
331円の登記情報提供サービスは証明書ではない。提出用途には使えない。
⑤ 提出先が見ているのは、発行3か月以内・代表者名の一致・本店の一致・目的欄の4点。

この記事は2026年7月30日時点の法令・公開情報および当サイトで実測した料金に基づいています。制度・料金は変わることがあります。許認可・登記・税務の個別判断は、所管庁・専門家にご確認ください。本記事は論点の整理であり、法的助言ではありません。

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