Google Workspaceの料金。小さな会社は「Starterで足りるか」だけ判定すればいい
Google Workspaceの料金は、Business Starterが月800円/人、Standardが1,600円/人、Plusが2,500円/人(税抜・2026年7月に公式取得)。年契約にすると16%割引、新規は3ヶ月50%オフのキャンペーンも出ています。
10人以下の会社が迷うべきポイントは実は1つだけです。「会社ドメインのメールアドレスが欲しい」が目的ならStarterで足ります。分岐点になるのはストレージ(Starterは30GB/人)とMeetの録画。この判定基準から、無料Gmailとの違い、Microsoft 365との使い分けまで整理します。
料金表:公式実額
| Starter | Standard | Plus | |
|---|---|---|---|
| 月額/ユーザー | 800円 | 1,600円 | 2,500円 |
| 年契約 | 16%割引(新規は3ヶ月50%オフのキャンペーンあり・取得時点) | ||
| ストレージ/人 | 30GB | 2TB | 5TB |
| Meet(ビデオ会議) | 100人 | 150人+録画 | 500人+録画・出欠確認 |
| Gemini(AI) | 制限あり(Gmail内) | ドキュメント・スプレッドシート・Meet等でも利用可 | |
判定基準:Starterで足りる会社・足りない会社
- 目的が「会社ドメインのメール」ならStarterで十分…info@自社名.co.jp のようなメールは、取引先・銀行・採用への信用に直結します。住所や固定電話番号と同じ「会社の体裁」の一部で、これだけならStarterの機能で完結します
- 30GB/人の落とし穴…この容量はGmailとDriveの合計です。写真・動画・設計データを扱う業種は1〜2年で埋まります。ファイル共有を本格的に使うならStandard(2TB)が現実的です
- Meetの録画が必要ならStandard…商談・会議の録画はStarterにはありません。オンライン商談が多い会社はここが分岐になります
- 迷ったらStarterで始める…プランはあとから上げられます。全員Standardで契約して持て余すより、Starterで始めて必要になった人・部署だけ上げるのが無駄のない順番です
無料のGmailと何が違うのか
- 独自ドメインのメールアドレス…最大の違いです。無料の@gmail.comは個人の見た目になり、法人の口座開設・与信・採用で不利に働く場面があります
- 会社がアカウントを管理できる…退職者のアカウント停止・データ引き継ぎ・2段階認証の強制など、管理者権限が持てます。個人Gmailで業務をすると、退職時にメールと顧客接点ごと消える——社用携帯の記事で書いた「番号は会社の資産」と同じ構造が、メールにもあります
- サポートと稼働保証…有料プランには稼働率保証とサポートが付きます。メールが止まる=商売が止まる規模になったら、無料でしのぐ段階は終わりです
Microsoft 365との使い分け(正直な整理)
Microsoft 365 Business Basicは月899円/人前後からで、価格帯はほぼ同じです。分岐は道具の好みではなく実務要件で:取引先とのExcelマクロ・複雑なExcelファイルのやり取りが日常なら、デスクトップ版Officeが付くMicrosoft 365のほうが事故がありません。逆に、社内はブラウザで完結し、メール・カレンダー・ビデオ会議・簡単な表計算が中心ならGoogle Workspaceのほうが管理はシンプルです。両方を併用する会社も普通にあります(メールはGoogle、OfficeだけMicrosoft)。
よくある質問
Q独自ドメインは別に取る必要がありますか
はい。ドメイン(自社名.co.jpなど)は年1,000〜数千円で別途取得します。Workspaceの申込画面からも取得でき、取得時はWhois情報の公開設定に注意してください。
Q1人会社でも契約できますか
できます。1ユーザーから契約でき、月800円(税抜)で会社ドメインのメール一式が持てます。起業直後の「会社の体裁」への投資として、住所・電話とセットで最初に揃える定番です。
Q途中でプランを変更したり、人数を減らせますか
プランのアップグレードはいつでも可能です。年契約は期間中の人数減が制限されるため、人の出入りが読めない時期は月契約(フレキシブルプラン)で始めて、安定してから年契約に切り替えると無駄がありません。
Qメールだけ欲しい場合、もっと安い選択肢はありますか
レンタルサーバーのメール機能やドメイン会社のメールプランなら月数百円以下もあります。ただしカレンダー・ビデオ会議・ファイル共有・スマホ連携まで含めた運用の楽さで、結局Workspaceに移る会社が多いのが実感です。人数が少ないうちの差額は月数百円なので、管理の手間で選ぶことをおすすめします。
まとめ
① 料金はStarter 800円/Standard 1,600円/Plus 2,500円(税抜・月/人)。年契約16%引き。
② 判定は1つ:独自ドメインのメールが目的ならStarterで足りる。分岐はストレージ30GBとMeet録画。
③ 無料Gmailとの本質的な違いは「会社がアカウントを管理できる」こと。メールも会社の資産。
④ Excelマクロが日常ならMicrosoft 365。迷ったらStarter月契約で始めて必要な分だけ上げる。
この記事は2026年7月27日時点の法令・公開情報および当サイトで実測した料金に基づいています。制度・料金は変わることがあります。許認可・登記・税務の個別判断は、所管庁・専門家にご確認ください。本記事は論点の整理であり、法的助言ではありません。