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クラウドFAXの料金比較。番号は残して、機械だけやめる
クラウドFAX(インターネットFAX)は、FAXの送受信をメールとブラウザで行う仕組みです。FAX番号は持てるので、相手には今までどおりのFAXに見えます。
当社(不動産会社)は複合機の記事で書いたとおり、FAXを廃止できない業界にいますが、受信はメール転送で受けており、紙のFAX運用はやめています。その実務を前提に、主要2サービスの実料金(2026年7月27日取得)を比べます。
主要2サービスの実料金
| MOVFAX(スタンダード) | eFax | |
|---|---|---|
| 初期費用 | 1,100円 | 1,100円 |
| 月額 | 1,078円 | 2,585円(年払いなら25,850円/年) |
| 受信の無料枠 | 月1,000枚 | 月150ページ |
| 送信 | 11円/枚 | 月150ページ無料・以降11円 |
| 1年総額(月額プラン) | 14,036円 | 32,120円(年払いなら26,950円) |
- 受信が多い事務所はMOVFAX…受信1,000枚無料は不動産・士業の実務水準でも十分な枠です
- 送信も多いならeFax…送信150ページ無料が効きます。受信・送信の比率で選ぶのが正解です
- どちらも市外局番(03など)のFAX番号が持てます。eFaxは全国47都道府県の主要市外局番に対応
複合機のFAXと比べるといくら変わるか
複合機リースは最小構成でも年6万円+FAX用の電話回線費がかかります。FAXのためだけに複合機と回線を維持しているなら、クラウドFAX(年1.4万円〜)への置き換えで年数万円の固定費が消えます。
クラウドFAXにすると、FAX起点の印刷はゼロになります(PDFで届くため)。それでも複合機が要るかは、FAX以外の印刷枚数が損益分岐の月263枚を超えるかどうかで判定してください。
いまの番号は引き継げるのか
ここが実務の注意点です。既存のFAX番号をそのままクラウドFAXへ移せるかは、番号の種類と契約によります。移せない場合の現実解は次の2つです。
- 転送でつなぐ…既存番号への着信をクラウドFAXの番号へ自動転送する(MOVFAXは転送での既存番号維持を案内しています)
- 新番号に切り替える…取引先への案内が必要ですが、番号の縛りが完全になくなります。移転・リプレイスのタイミングが好機です
移行の手順
- 直近3ヶ月のFAX受信・送信枚数を数える…複合機の通信管理レポートで分かります。無料枠に収まるかの確認です
- サービスを申し込み、番号を取得…MOVFAXは1〜3営業日で開通と案内されています
- 並行期間を設ける…旧番号からの転送を設定し、1〜2ヶ月は両方生かして取りこぼしを確認
- 取引先へ番号変更を案内(新番号にした場合)…請求書・名刺・サイトの表記も更新
- 複合機の扱いを判定…FAX以外の印刷が月263枚未満なら、リース満了で返却が数字上の正解です
よくある質問
Q送信したFAXは相手にどう見えますか
相手の機械には普通のFAXとして着信します。相手がクラウドFAXかどうかを意識する必要はありません。
QPDFで受けたFAXの保存はどうなりますか
メール添付やクラウド上で保存されます。紙のように「誰かが持って行って行方不明」がなくなるのは、実務での確かな利点です。当社もFAXの見落としはメール転送化で減りました。
Q050番号と市外局番、どちらを選ぶべきですか
取引先に官公庁や高齢の顧客が多い業種では、市外局番のほうが受け入れられやすいのが実情です。eFax・MOVFAXとも市外局番に対応しています(提供エリアは各社で確認してください)。
まとめ
① クラウドFAXなら番号を維持したまま機械をやめられる。
② 実測ではMOVFAX年14,036円・eFax年26,950円(年払い)。受信中心ならMOVFAX。
③ 複合機+回線の固定費(年6万円超)と置き換えると差は大きい。
④ 既存番号は転送でつなぐか、切り替えるか。移行は並行期間を設ける。
この記事は2026年7月27日時点の法令・公開情報および当サイトで実測した料金に基づいています。制度・料金は変わることがあります。許認可・登記・税務の個別判断は、所管庁・専門家にご確認ください。本記事は論点の整理であり、法的助言ではありません。